ドメインをどう選べばいいのか?
まずはドメインの選び方から考えていきます。普段よく目にする「.com」「.net」「.org」などは、ジェネリックトップレベルドメインと呼ばれます。それぞれが意味を持っており、「.com」の場合は商業・商用を意味します。だからと言って、必ずしも商業・商用に関連したサイトにする必要はありません。
しかし、ドメインの意味を知っているユーザーがサイトを訪れた際に、コンテンツ内容がその意味と全く異なっていた場合、認識の祖語が生まれる可能性があります。ドメイン選定の際は、サイトのテーマと意味が合っているものを選びましょう。
日本のサイトであれば、国別コードトップレベルドメインの「.jp」が使用可能です。また日本国内に住所が無いと登録ができないという点から、ドメイン名でユーザーに信頼してもらえるというメリットがあります。ドメイン選定で迷った際は、「.jp」を選択しておくと安心です。
- トップレベルドメイン一覧: https://ja.wikipedia.org/wiki/トップレベルドメイン一覧
- ドメインの種類: https://www.onamae.com/service/
SEOにドメインは影響しない
ドメインが表す意味だけで選んだ場合「SEOが上手くいかないのでは?」と心配される方もいると思いますが、Googleはドメインの持つSEO効果を完全に否定しています。そのため、SEOに有利かどうかでドメインを選定する必要はありません。
それよりも、ユーザーがドメイン名を見た時に容易に理解できるものを選ぶべきです。奇をてらった全く関係の無いドメイン名を選ぶことも手段の一つですが、基本的にはドメイン名とサイトの内容がマッチしているものを選び、サイト利用者の認識とサイトテーマの乖離を無くしましょう。
サブドメインへついたリンクは本ドメインに影響があるのか
ドメインによるSEO効果が無いと分かったところで、次にサブドメインについて解説します。サブドメインは「https://www.plan-b.co.jp/」を本ドメイン(ルートドメイン)とした場合、「https://service.plan-b.co.jp/」のように「plan-b.co.jp」の前にある「servise」部分がサブドメインにあたります。
サブドメインの運用を決断した方の中には、本ドメインへの被リンク効果が高まると考えている方もいるでしょう。では実際にはどうなのでしょうか?Googleサーチコンソールで本ドメインの外部リンクを調べた際に、サブドメインから当たっているリンクが表示されないことから、直接本ドメインに対して被リンクによる効果を与えるということは無いと予想されます。
ただしサブドメインが受けているリンクが本ドメインに影響を与える可能性はあります。というのもサブドメインは、Googleサーチコンソール上では内部リンク扱いとされているため、本ドメイン内のコンテンツに近しい扱いを受けています。そうなると、サブドメインに当たっているリンクが本ドメインへ影響を与える可能性も捨てきれません。
サブドメインとサブディレクトリどちらがいいのか
サブドメインによる運用を考える際に、必ず押さえておきたいのがサブディレクトリとの違いを理解することです。サブドメインとサブディレクトリをSEO的な理由で迷っている場合は、SEOのことを考えるのではなく、用途の違いから判断するようにしましょう。
サブドメインを利用するのは、あくまでも同じブランドで、テーマが異なるサイトを立ち上げる場合が好ましいです。例えばエキサイト株式会社が提供しているサービスを見てみると、検索エンジンの「https://www.excite.co.jp/」以外に、メールサービス「https://email.excite.co.jp/」や占い「https://fortune.woman.excite.co.jp/」といったように、テーマが異なる内容に関しては、サブドメインで展開しています。
万が一これらが全てサブディレクトリで管理されていた場合、サイトのテーマに一貫性が無く、どのサービスをメインとしているのかがユーザーだけでなく、検索エンジンのロボットにとっても理解しづらいものとなります。
それを踏まえてサブディレクトリを採用しているタワーレコードのECサイトを見てみましょう。「https://tower.jp/」のドメイン配下に音楽「https://tower.jp/music」DVD「https://tower.jp/dvd」書籍「https://tower.jp/books」とジャンルが分かれていますが、商品を販売するという目的は同じです。上記をサブドメインで切ることも可能ですが、同じテーマで1つのドメインにまとめられるものを、あえて別々にしてしまうのはコンテンツ量を減らしてしまうことになるので避けましょう。
サイトテーマが重要であることが分かったところで、サブドメインとサブディレクトリのメリットについてお話します。
サブドメインのメリット
テーマの異なるサイトを立ち上げる際に、サブドメイン、または別々のドメインで運用することになると思いますが、サブドメインであれば別途費用をかけずに済むので、コストを抑えることができます。また本ドメインの評価がサブドメインにも影響するので、既にSEOが成功しているサイトであれば、新たなドメインで始めるよりも順位が上がりやすい傾向にあります。
サブディレクトリのメリット
サブドメインとは異なり、サブディレクトリに受けたリンクは本ドメインに直接影響を与えます。またサブドメインのインデックス数は、本ドメインのインデックス数に含まれないので、サブディレクトリで切り分けた方が、コンテンツの量を増やすことができます。
SEOの評価の中でもインデックス数は重要度が高いので、サブドメイン化で大幅にページ数が減ってしまう場合はサブディレクトリ化すると良いでしょう。
まとめ:サイトのテーマに応じて本ドメイン、サブドメイン・サブディレクトリを判断しよう!
SEOを意識し過ぎてしまうと、なかなか個別のドメインか、サブドメインまたはサブディレクトリでの運用にするかどうかを決めることができません。
それぞれにメリットがあるので、どの運用方法でもSEOに不利ということはありませんが、よりSEOの効果を高めるには、まずはサイトのテーマをはっきりさせることが大切です。それが決まれば、おのずとどの形で運用すべきかが見えてくるでしょう。